EOSデジタル新旧の色再現性に見る、ひとつの結論。

結局私は5Dを使っても常に違和感を感じていた。フルサイズなので画角の自由度に不満は無い。解像度もそこそこ満足で年に数回のA1・A2の印刷も、まあ頻度を顧慮すれば許容できる性能。高感度でもノイズが少ないのは非常にありがたい。
しかし何かが絵に足りないのだ。色補正もkodak DCS 14n pro より遥かに楽ちん。でもそれは70点位の仕上がりで、自分なりに満足するまでもっていこうとすると、下手をすれば14nより時間を掛けなければばらない。何故だ!
20D、5Dを使いだして感じたのは、S2proを購入する際に候補として見ていたD60や高価ゆえとても買えそうになかった1Dsの絵の印象とかなり違うということだ。

という訳で1Dsも中古で5D位の価格になったので、この様なありさまになってしまいました。いやいや決して衝動ではなく、じっくり調べた上での機種追加です。

デジカメ界は現在一眼も含めて基本的に画素数アップ・ローノイズへ向かっている。5Dもこういう方向性の中で生まれたモデルである。私が5Dに期待したものは、機械的なレスポンスは妥協したとしてもやはり1Dsを越える低感度域の画質。プラス高感度ローノイズという技術革新の部分もぜひ、というものだった。

結論から言うと、甘かった。ま、冷静に考えると光学的なエネルギーは、受光面積が同じならば総力は一定なんだな。というのを学びました。
具体的な新旧EOSデジのテストデータがまとまったので、数日後に次項にて。

つづきはすぐ!

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