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いいところ悪いところ/その1
〈超広角域はどうだ〉
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14nのネガな部分はおおよそ調べがついていた。モアレ・偽色・左右の色むら・光の反射や白い被写体など高輝度部分の回りに出現する赤いハレーション。
しかしNikon F
マウント唯一(現行はSLR/n)の35mmのフルサイズ画像素子搭載のデジタル一眼レフ。購入動機のひとつである、超広角域が高解像度で描写できるのか。
とりあえず下の画像をご覧いただきたい。Sigma
15-30mmのワイド端15mm。アンシャープマスクを掛けただけのオリジナルだ。尚、画面中央下の赤い部分とその左の虹色のような部分はレンズのゴースト。左手でハレを切ったつもりが失敗(笑)。
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太陽が反射している部分の回りには、見事な赤ハレ、細かな木の枝の回りのはマゼンダ〜紺の偽色が出現。そして全体に赤っぽく彩度が低い。どんな被写体を現像しても大体こんな感じである。RAWの純正現像ソフトDCS
Photo
Desk(バージョン3.0)はトーンカーブなどでのコントラスト調整機能はない。
ダイナミックレンジは確かに広いが、とりあえずこのままではダメダメの絵である。
しかし、レタッチを施すと見違える絵になる。下の画像をご覧いただきたい。
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なんとかそれなりの絵になった。13.7mpは少なくともA3サイズの印刷物では使えそうだ。レタッチ作業は正直疲れる。しかしどの機種でも印刷で使用する場合には、多かれ少なかれレタッチは必須である。問題は作業に掛かる時間である。この画像で現在約30分。慣れない最初は1時間位掛かった。
生産性が悪い事は確かだが、この画角、この画質を得られるFマウントの機種は他にない。素直に1DsmkIIを入手すれば生産性は上がると思うのだが…、私のような貧乏カメラマンはなかなか辛いところ。まあしばらく頑張ろうっと。
次回はS2との広角使用時の比較です。
つづく
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